5年ほど前まで、同校は生徒指導に追われ、研究授業を出来るような状況になかった。学校が落ち着き始めていたとはいえ、研究授業を始めた当初は多くの教師が乗り気ではなかったという。湯浅先生は、「研究指定を理由に、反発を覚悟でやや強引に導入しました。生徒指導も部活動指導もどれも大事なことですが、教科指導力の向上も重要です。時にはトップダウンで推進することも必要ではないでしょうか」と指摘する。
金谷校長は、授業者など中心的な役割を果たしている若手教師に気を配る。
「若手の先生方には思い通りにやってほしいと考えています。ただ、経験が少ない分、壁に突き当たることも多いので、悩んでいるようだなと感じた時には声を掛けるようにしています」(金谷校長)
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