'03年度新課程カリキュラム作成の検討状況('00年5月)
(1)カリキュラム作成状況 (2)総合的な学習の時間 (3)教科「情報」
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高 校 |
現 状 |
問題意識・課題 |
A 高校
普通科進学校 |
(1)'01年度カリキュラムを検討中。'02、'03年度はいくつか素案を作成
(2)検討中。'01年度より実施予定
(3)未検討 |
(1)私立高校への生徒流出もあり、生徒の学力が変わってきている。進学実績の保証を最優先とし、教科指導の時間は最大限確保したい。
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B 高校
普通科進学校 |
(1)'02、'03年度のカリキュラム案作成済(教務原案)
(2)検討中 (3)未検討
教務案が作成され、これから検討に入る状態。取り急ぎ'02年度の検討を行う。 |
(1)当面の課題は各教科への時間配当。ただし、今回の新学習指導要領の下では、生徒が自ら考えることを中心に据えて考えることが必要である。今後の検討は総合的な学習の時間が議論の中核になる。
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C 高校
普通科進学校 |
(1)'02、'03年度カリキュラム案作成済。教育課程委員会にて検討中
(2)未検討 (3)未検討
*文武両道を校訓とすることから、保健体育・芸術・家庭においても相当の単位配分を予定。 |
(1)完全週5日制及び新課程を実施した場合にも、授業内容をできるだけ落とさないようにしたい。医学部進学希望者が多いため、医学部理科3科目入試への対応は不可欠。
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D 高校
普通科進学校 |
(1)'02年度のカリキュラムの教務原案を作成済。'03年度は手付かず
(2)2つのプランを検討中 (3)未検討
*「総合的な学習の時間」を含めた'02年度カリキュラム作成が現在の課題であり、校内では6月の中旬に決定する。 |
(1)週28単位で授業が実際に収まるか疑問。試案として60分授業も検討中。
(2)総合的な学習の時間に何を行うか。プランは試案なので、'02年実施を目指し、今後詳細を検討する。 |
E高校
普通科進学校 |
(1)'02年度を教育課程委員会にて検討中。'03年度は未検討。
(2)'00年度より実施 (3)未検討
*県の調査研究協力校であり、総合的な学習の時間を早期実施。 |
(1)'03年度カリキュラム作成予定はない。
(2)今年度の最大課題。進路学習とボランティア活動を中心に進めているが、思い切って進学色を消し、「生きる力」の育成を第一にした内容にしようかと考えている。
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F 高校
普通科進学校 |
(1)'02年度までは作成済。'03年度は今年度いっぱいかかる見込み。
(2)検討中 (3)未検討
*4つの検討委員会(行事・部活・進路指導・総合的な学習の時間)で検討を進める。 |
(1)新学習指導要領は完全週5日制を含むため、単なる編成表上の数字合わせであってはならない。よって、自校としてのあるべき姿を探り、生徒にとって一歩前進となる教育課程とするためには、生徒と保護者、教師の問題意識を相互に認識する必要があると考え、全生徒・保護者・教師に対するアンケートを実施した。
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G 高校
普通科進学校 |
(1)'02年度をこの6月より検討開始
(2)未検討 (3)未検討 |
(1)以前にSIを学校で検討しており、これを基に新課程編成の考え方を導き出した。
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H 高校
新学科設立 |
(1)'02、'03年度共に作成済
(2)検討中 (3)未検討
*国際教育をリードする高校として、国際科を新設。設立に当たり、'03年度以降のカリキュラムを作成。 |
(1)国際教育をリードする高校としてのSIを、国際科だけでなく普通科にも及ぶ形で検討を進める。具体的には生徒の主体的な学習を促すために、選択の弾力化を大幅に図っていく。
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I 高校
市立高校
普通科進学校 |
(1)'02年度はカリキュラム委員会にて検討済。'03年度カリキュラムを検討中
(2)検討開始(本年度より)
(3)開講科目は仮決定。具体的な内容は教科書が出てから検討
*本年度は「総合的な学習の時間」の検討に全力を注ぐ。 |
(1)教科の配当時間の調整が課題。
(2)自校の特色は何か。普通科進学校としての、さらに市立高校としての特質を踏まえ検討した。 |
J 高校
総合学科
普通科を母体とする進学主体の高校 |
(1)'05年度までを教育課程委員会にて検討済
(2)検討中
(3)現在、専門教科として「情報基礎」を開講
*カリキュラム自体は今後も調整していくが、検討はほぼ終了。今後は「総合的な学習の時間」などの具体的な教科内容を検討する。
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(1)総合学科には講座数が多いことと、2・3学年合同講座も多いことから、新旧両課程のスムーズな移行を進める必要性を感じていた。総合学科とは言え、母体は普通科であるため進学への保証を意識。国語、数学、英語の単位配当には留意した。
(2)既存の「産業社会と人間」と「総合的な学習の時間」・「情報」の融合に重きを置く。 |