VIEW21 2000.10  新課程への助走
 新課程に向けた教科指導を考える

新課程に向けた教科指導を考える

 新課程に向けて、各校ではカリキュラム作成が進められているが、教科指導についてはどのように考えているのだろうか。今回、ベネッセ文教総研では、新課程への対応に積極的と思われる高校の教師を対象に「新課程における教科指導」に関してのアンケートを実施した。このアンケート調査結果に基づいて教科指導の今後を考える。


教科指導の今後の課題

 アンケートの結果、教育環境の変化への危機感が浮き彫りとなった。その一方で、生徒の「自ら学び自ら考える」姿勢への指導が教科学力の向上につながるのではという期待も寄せられている。「総合的な学習の時間」を含め、教科の垣根を越えた指導が、生徒の学力向上のカギを握ると言えるだろう。

教科別・指導方法案

 中学校から移行してくる項目がある一方、大学入試で求められる学力に変化はないと考える先生方は多い。高校での指導領域はどのように変化するのかを見据え、学年ごとだけではなく、3年間を見通し、精選した指導計画が一層重要となるのではないだろうか。


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