福岡県立武蔵台高校

職業研究
様々な職業の人を高校に招き、
1年次から職業観を育成する

福岡県立武蔵台高校
創立21年目の新しい学校だが、3年間を見通した進路指導計画や週考査、学習合宿などに力を入れ、進学実績を伸ばしている。「好学、自主、敬愛」を校訓に掲げ、スキー合宿や菊池・阿蘇踏破、月1回の全校登山など、自然との触れ合いや体力作りも積極的に行事に取り入れる。部活動にも力を入れており、陸上部や美術部は全国大会に出場した。

	設立	1979年（昭和54年）
	形態	共学／普通科
	生徒数（一学年）	約440名
	'00年度入試実績	国公立大には福岡教育大、佐賀大などに合計23名、私立大には早稲田大をはじめ、福岡大128名、西南学院大17名など、延べ465名が合格。

武蔵台高校……取り組みのポイント

1. 1年生向けにキャリアワークショップを開催
   学外から様々な職業に従事する人を招き、講演を依頼。興味のある職業に就いている人の生の声を聞く機会を生徒に与え、将来の職業について意識するよう仕向ける。
2. 講師陣は保護者、地域、同窓生の協力を仰ぐ
   生徒にとって、身近な存在である保護者や地域の職場、先輩である同窓生に講師を依頼。「開かれた学校づくり」の一環も担う。
3. 3年間の進路指導計画につなげる
   2学年では「キャンパスワークショップ」を実施。職業選択↓大学・学部・学科選択というステップで進路選択できるような指導を目指す。

福岡県立武蔵台高校進路指導主事 寺下登 Terashita Noboru 教職歴13年目。同校に赴任して2年目。生物担当。「生徒にできないと言わせない。そして、自分もできないと言わない指導を心掛けています」	福岡県立武蔵台高校教諭 庄山健一 Shoyama kenichi 教職歴11年目。同校に赴任して11年目。化学担当。「物事をあるがままに受け止め、ベストを尽くすこと（陽転思考）を常に心掛けています」