VIEW21 2001.04  指導変革の軌跡 宮崎県立小林高校

宮崎県立小林高校

家庭学習指導
学年統一の課題プリントで、学習習慣の確立を図る

宮崎県立小林高校
創立80年を迎えた伝統校。職業体験学習や講演会など進路学習にも積極的に取り組み、県内外に優秀な人材を輩出。「立志鍛錬」の校訓の下、文武両道をモットーとし、体育祭などの学校行事や部活動も盛ん。全国大会では、駅伝部は優勝7回、女子バスケットボール部は優勝3回。
所在地/宮崎県小林市大字真方124 電話/0984(23)4164

写真 宮崎県立小林高校 設立 1921年(大正10年)
形態 共学/普通科・普通科体育コース
生徒数(一学年) 約320名(内体育コース約40名)
'00年度入試実績 国公立大には鹿児島大15名、宮崎大9名など計116名が合格。私立大には早稲田大、法政大をはじめ、福岡大9名など計89名が合格。

小林高校……取り組みのポイント

  1. 授業とリンクした、学年統一の課題
    毎日の宿題として、科目ごとに学年で統一のプリントを配布。授業の予習・復習を兼ねた問題を課し、生徒に「必ずやる」という意識を持たせる。
  2. 週プラン指導の徹底と学習時間の記録
    生徒一人ずつに「私の生活・学習ノート」を配布。1週間の学習目標、1日の科目別の学習時間を記録させ、クラス担任が回収し、生徒の学習状況をチェック。
  3. 保護者にも理解を求める
    家庭訪問、保護者会、三者面談などで、保護者にも課題学習の意義を伝え、協力をお願いする。


写真 水島忠臣 写真 黒岩正文
宮崎県立小林高校教頭
水島忠臣
Mizushima Tadaomi
教職歴36年目。かつて同校に17年間勤務。教頭として赴任してからは3年目。「地域の核となる学校であり続けられるよう、教師のプロとして生徒を指導していきたい」
宮崎県立小林高校教務部主任
黒岩正文
Kuroiwa Masahumi
教職歴34年目。同校に赴任して4年目。地歴科担当。「自分の希望をかなえるために、まず生活をきちんとしていこうと、生徒に呼びかけ続けたいです」
写真 水渕一成 写真 永山伸夫
宮崎県立小林高校進路指導部長
水渕一成
Mizubuchi Issei
教職歴29年目。同校に赴任して4年目。数学科担当。「21世紀に活躍するためにも、生徒には何事にも常に目的意識を持って、取り組んでほしいと願っています」
宮崎県立小林高校第2学年主任
永山伸夫
Nagayama Nobuo
教職歴16年目。同校に赴任して3年目。国語科担当。「生徒にとって良きメッセンジャーであり、教師として良きクリエイターでありたいですね」

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