実施への考え方と検討プロセス

座談会「総合学習、進学校はこう考える」

　「総合的な学習の時間」を進学校はどのように捉えているのだろうか。進路指導や小論文指導などに熱心に取り組んでおられる先生や、教務主任の立場で「総合的な学習の時間」について検討を続けていらっしゃる先生が、センター試験5教科7科目案などの新しい動きを踏まえつつ、現状と展望を語り合った。

出席者

福井県立武生東高校教諭 山口明彦 Yamaguchi Akihiko 教職歴19年。今年度、武生高校から同校に赴任。地理担当。「教科学習だけでなく、社会を通して学ぶ生徒になってほしい」	鳥取県立倉吉東高校教諭 牧　尚志 Maki Hisashi 教職歴24年。同校に赴任して15年目。進路指導主事。国語担当。「意識のベクトルが外に向く生徒を育てたい」	福岡県立小倉高校教諭 井上哲秀 Inoue Tetsuhide 教職歴13年。同校に赴任して8年目。情報処理室長。物理担当。「生徒には志を持って生きる素晴らしさを知ってほしい」

福岡県立修猷館高校教諭 上原洋祐 Uehara Yosuke 教職歴23年。同校に赴任して14年目。教務主任。地理担当。「『総合学習』を通して達成感を生徒に与えたい」	長崎県立長崎東高校教諭 吉田　寿 Yoshida Hisashi 教職歴23年。同校に赴任して13年目。進路指導主事。国語担当。「『総合学習』によって社会に目を向けさせ、進路意識を育てたい」