VIEW21 2001.09  指導変革の軌跡 鹿児島県立武岡台高校

鹿児島県立武岡台高校

高大連携
年間を通じた大学教授の講義で
自発的な学びの意欲を喚起

鹿児島県立武岡台高校
創立15年目を迎える鹿児島県内で最も新しい全日制の公立高校。普通科と情報科学科を設置。情報科学科には県全域から生徒が集まる。「剛・創・寛」を校訓とし、校歌にも謳われる「共生」の理念の下、教師・生徒が一体となって進路実現を目指す。近年、進学実績の面でも躍進が目覚ましい。
住所/鹿児島市小野町3175 電話/099(281)5233

写真 鹿児島県立武岡台高校 設立 1987年(昭和62年)
形態 共学/普通科、情報科学科
生徒数(一学年) 約370名(内情報科学科約80名)
'01年度入試実績 国公立大には鹿児島大47名、広島大5名、横浜国立大3名など124名が合格。私立大には福岡大など194名が合格。

武岡台高校……取り組みのポイント

  1. コース別の大学教授の講義
    大学教授による講義は、人文系、外国語系、理数系の3系統で計9コースを設置。生徒は自分の興味に応じてコースを選択する。
  2. 年間を通した学習システム
    各コースの講義は6時間を1セットとし、年間5セット開設。各セットには教授の講義と高校教師主導のまとめ学習、生徒のレポート作成などが織り込まれ、双方向の学習を目指す。
  3. 総合的な学習の時間「共創」
    1・2年生を対象とした「共創」を実施。進路学習からコース別研究を経て、3月には各生徒が研究成果を発表する。


写真 有馬一之 写真 中間 弘 写真 山元健也
鹿児島県立武岡台高校教諭
有馬一之
Arima Kazuyuki
教職歴28年目。進路指導部長。同校に赴任して6年目。数学担当。「高校時代は人生の中で一番多くのことができる時期です。生徒には毎日を有意義なものにしてほしいと願っています」
鹿児島県立武岡台高校教諭
中間 弘
Nakama Hiromu
教職歴17年目。同校に赴任して7年目。生物担当。「生徒が自発的に楽しみながら活動できるような仕掛けを、たくさん用意していきたいと思っています」
鹿児島県立武岡台高校教諭
山元健也
Yamamoto Kenya
教職歴3年目。同校が初任校。地歴・公民担当。「生徒の立場に立って考えられる教師でありたいと思っています。もちろん生徒の学力向上も重視しています」

次ページへ>

このウェブページに掲載のイラスト・写真・音声・その他のコンテンツは無断転載を禁じます。

© Benesse Holdings, Inc. 2014 All rights reserved.