VIEW21 2001.10 | 特集 加速する大学の教育改革 |
インターンシップ制度 学生がその専攻や将来の職業に関係する企業で、実際に就業体験をすること。多くの場合、春休みや夏休みを利用して行われ、期間は2週間から1か月が中心となっている。インターンシップには、(1)大学で学んだことを実社会で試してみる機会が持てる、(2)企業がどんな知識や技術を持った人材を求めているかをつかむことができる、(3)自己の職業適性を考える契機になる、などのねらいがあり、その後の大学での勉強に活かすことができる。 第三者評価 '98年の大学審議会の答申「21世紀の大学像と今後の改革方策について」では、大学の教育、研究、組織運営などを評価する公的な第三者評価システムの導入が提言された。これを受けて'00年に、学位授与機構が大学評価・学位授与機構に改組され、大学評価が新たな事業として付け加えられた。大学の教育・研究活動の改善に役立ててもらうと同時に、国民への幅広い情報提供をねらいとしている。なお、大学評価・学位授与機構は現状、国立大学が対象となっているため、文部科学省では今後、専門家委員会の新設も含め、全大学を対象とした第三者評価の実施を予定している。 専門大学院(プロフェッショナルスクール) 社会の高度化、複雑化が進む中で、高度な専門知識、技術を持つ人材の養成がこれまで以上に求められるようになった。そこで文部省(当時)は'99年、大学院の設置基準を改正し、高度専門職業人養成に特化した実践的な修士課程の研究科、または専攻を置くことができることとした。これを専門大学院(プロフェッショナルスクール)と呼ぶ。経営管理、法律実務、国際開発・協力、公共政策、公衆衛生などの分野の専門大学院が望まれている。 |
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