VIEW21 2002.2  指導変革の軌跡 長崎県立島原高校

長崎県立島原高校

1年次導入期の指導
高校生活への円滑な移行のため
体系的な指導計画を導入

長崎県立島原高校
創立101年目。人の上に立つ人ではなく、先頭を歩く人としての人材育成を目指す。「自学自習」「導入期の指導計画」「難関校対策」を指導の中心に据え、3年間を見通した進路指導を実践。また、文武両道を校是としており、剣道、レスリング、弓道、合唱は全国レベルの実力を誇る。
住所/長崎県島原市城内2丁目1130番地 電話/0957(63)7100

写真 設立 1900年(明治33年)
形態 共学/普通科
生徒数(一学年) 約320名
'01年度入試実績 東京大2名、大阪大3名、九州大8名など国公立大に149名、早稲田大2名、同志社大2名、自治医科大2名など私立大に183名が合格。

島原高校……取り組みのポイント

  1. 導入期の指導計画を体系化
    高校入学時から3か月間の進路指導、生活指導を体系化。7つの指導目標と、各目標に沿った指導計画を設定し、それぞれの取り組みの役割を明確にする。
  2. 4月中旬に行われる3泊4日の合宿研修
    クラスの融和を図るための野外活動、礼儀作法を身に付ける集団指導、16時間30分にもわたる自習の時間などを盛り込み、高校生としての意識を身に付けさせる。
  3. 交通マナー指導員制度を設定
    上級生の教育力を活かし、3年生が1年生の通学時のマナーを指導する。


写真 写真
長崎県立島原高校校長
松永勇
Matsunaga Isamu
教職歴35年目。同校に赴任して1年目。「生徒が将来につながる研究テーマを見つけ、その学究的な芽を育めるような環境をつくっていきたいです」
長崎県立島原高校教諭
木村広
Kimura Hiroshi
教職歴22年目。同校に赴任して9年目。進路指導主事。英語担当。「Success is doing, not wishing. が信条。目標を高く持ち、日々やるべきことをこなせる生徒を育てたいです」

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