中・高…… 高校の個性化は高校入学者選抜制度の改革にまで及ぶ
高校入学者選抜制度は画一から、 学校の個性重視型へ
ここ1~2年、全国で高校入学者選抜制度の見直しが急速に進められている。大学入試改革が大学と高校の教育活動に対して大きな影響を持つように、高校入試の変容が高校と中学の教育活動に与える影響も決して小さくはない。
2001年度の高校入試では、東京都立日比谷高校が学校独自の問題による入試を実施した。02年度は岐阜県が、「学校特色化選抜」という各高校の特色をより重視した新しい選抜制度への取り組みを開始した。その他にも多くの地域で学校独自問題や、調査書の評定度合いを検討したり、入試機会を複数化したりするなど、高校入試の新しい制度を模索している。急速に進む高校入試改革の背景とそのねらいについて、意欲的に改革に取り組んでいる広島県、静岡県、山形県の各教育委員会にお話をうかがった。
次ページへ>
|