中・高…… 宮崎県立宮崎西高校「学習方法体験講習会」
中学校から高校への学習スタイルの転換を いかに図るか
近年、新入生に対しての学習オリエンテーションや学習合宿を、入学直後の早い時期に実施する高校が増えてきている。そのねらいは中学校までの学習スタイルに慣れている生徒を、高校での授業に適応できる学習スタイルへと転換させることにある。
ベネッセ教育研究所による全国的な調査でも「予習をしてから授業に臨む」という中学生は全体の約2割程度という結果が出ており、家庭での学習習慣が身に付いていないことがうかがえる。その一方で高校の授業は、生徒が予習・復習をしてくることを前提として進められる。新入生が感じるギャップをできるだけ迅速に埋めることで、高校3年間の指導が生きるかどうかが決まると言っても過言ではない。
また、中学校では高校より一足早く、今年度から新課程がスタートする。学習内容が従来よりさらに削減される他、選択科目が拡大されることで、履修内容が異なる生徒が高校に入学してくる。中学校と高校の学習面での接続は、より重要性を増すことだろう。
そこで今回は、「学習方法体験講習会」を実施するなど、高校入学直後の学習指導に積極的に取り組んでいる宮崎西高校の事例を紹介したい。
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宮崎県立宮崎西高校教頭
長友良夫
Nagatomo Yoshio
教職歴29年目。同校に赴任して2年目。「生徒が、知徳体をバランスよく身に付けられるように、指導していきたいと思っています」
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宮崎県立宮崎西高校教諭
土持勝洋
Tsuchimochi Masahiro
教職歴26年目。同校に赴任して11年目。進路指導部部長。英語担当。「生徒の知的レベルを上げるために厳しく鍛えています」
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