VIEW21 2002.9  指導変革の軌跡 滋賀県立水口東高校

滋賀県立水口東高校

進路指導
3年間の「指導ストーリー」をベースとした
進路指導体制づくり

滋賀県立水口東高校
自主的精神に富む個性豊かな人間の育成、地域社会との連携を密にし、特色ある教育活動を行うことを教育目標としている。2003年度からは、滋賀県下初の中高一貫校として、21世紀の学校づくりに挑戦する。クラブ活動も盛んで、特に陸上部は全国レベルである。
住所/滋賀県甲賀郡水口町古城が丘7番1号 電話番号/0748(62)6745

写真 設立 1975年(昭和50年)
形態 共学/普通科
生徒数(一学年) 約320名
01年度入試実績 国公立大には大阪大1名、神戸大3名など101名が合格。私立大には同志社大23名、立命館大59名など延べ709名が合格。

水口東高校……取り組みのポイント

  1. 3年間の「指導ストーリー」の作成
    進路指導課が中心になって、まず進路指導ストーリーを作成。これにより、学年団、各分掌間の意思統一が図られた。
  2. 職員室での面談で指導の目線を合わせる
    生徒との面談を職員室で行うことで、指導方針の徹底やノウハウの共有をしやすくしている。
  3. 分掌改編で全校一丸の指導体制を確立
    進路指導課や生徒指導課の教師が学年団に入り、相互乗り入れをすることで、各組織の壁をなくし、情報やノウハウを共有できる仕組みをつくっている。


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滋賀県立水口東高校校長
奥村敬一郎
Okumura Keiichiro
教職歴31年目。同校に赴任して1年目。「生徒たちが、自分で将来設計ができるような教育環境をつくっていきたいですね」
滋賀県立水口東高校教諭
木下 勉
Kinoshita Tsutomu
教職歴20年目。同校に赴任して17年目。第3学年主任。数学担当。「すべての生徒を一度に理解しようとするのではなく、一人ひとり時間をかけて近づいていきたいですね」
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滋賀県立水口東高校教諭
北川浩司
Kitagawa Hiroshi
教職歴26年目。同校に赴任して15年目。教務主任。物理担当。「公式だけを教えて終わりというのではなく、物理の本質を理解させるような授業をしたいですね」
滋賀県立水口東高校教諭
辻田 浩
Tsujita Hiroshi
教職歴18年目。同校に赴任して12年目。進路指導課長。国語担当。「きちんと授業ができて、初めて生徒との信頼関係が成り立つ。分かりやすくて楽しい授業を心掛けています」

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