VIEW21 2002.10  創造する 総合的な学習の時間

取り組みの実践例 岩手県立遠野高校

地域研究を入口に
生徒の視野を社会に広げる

 「総合的な学習の時間」の実施に当たって、職場訪問や大学訪問など、企業や公共施設における体験型学習の導入を考えている高校は多い。これは、地域の教育力を生かした学校づくりを摸索する上で大きな意義があるのではないだろうか。地域研究を軸に据えた取り組みを行う遠野高校の事例から、その点を考えてみたい。


岩手県立遠野高校
1901年創立。普通科共学校。全校生徒数は677人。02年度入試では岩手大3名、岩手県立大4名、山形大3名など国公立大に26名が合格。私立大は東北学院大、国士舘大、専修大など51名が合格。
住所/岩手県遠野市六日町3-17 電話/0198(62)2823
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岩手県立遠野高校教頭
上澤正男
kamisawa Masao
教職歴38年目。同校に赴任して3年目。「生徒には校訓である修徳尚武の精神を生きる上での基本としてほしい」
岩手県立遠野高校教諭
大内国芳
Ouchi Kuniyoshi
教職歴23年目。同校に赴任して6年目。数学担当。「生徒には学ぶことによって新しい世界が開ける素晴らしさを知ってほしい」

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