98年に大学審議会が打ち出した答申。学部教育と大学院教育の機能分化を進めることを謳い、学部教育の目的を「課題探究能力の育成」にシフトさせることが打ち出された。その一方で、大学の機能分化、個性化を打ち出し、「総合的な教養教育の提供を重視する大学」「生涯学習機会の提供に力を注ぐ大学」「専門的な職業能力の育成に力点を置く大学」など、「研究機関」の域にとどまらない役割を持つ大学の在り方が提示された。 参考:「変貌する大学と入試」/『VIEW21』2000.Vol.5