VIEW21 2003.2  VIEW'S REPORT 当世修学旅行事情

当世修学旅行事情

修学旅行を軸にした
「総合的な学習の時間」を
構築する

 2002年12月13日、和歌山高校の体育館では、全校の生徒・保護者数百名を目の前に、十数名の生徒たちが熱心に発表を行っていた。発表のテーマは11月の修学旅行で訪れた沖縄を題材にした「感動のほんまもん体験」。沖縄の自然、歴史、文化などを分かりやすくまとめた内容に、会場からは大きな拍手がわいた。
 同校では従来から実施してきた沖縄への修学旅行を00年より大幅に見直し、2年次の「総合的な学習の時間」の中核的な取り組みとして位置付けた。そして、修学旅行前の十数時間をテーマ学習を中心とした事前学習に充て、現地での学習も含めた成果を、文化祭の場で発表しているのだ。
 今回のVIEW'S REPORTでは、同校の取り組みをレポートすると共に、教育活動としての修学旅行の意義を改めて考えてみたい。


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和歌山県立和歌山高校教諭
高田晴美
Takada Harumi
教職歴27年目。同校に赴任して4年目。学年主任。英語担当。「モットーは"Think Globally, AND Act Locally"」
和歌山県立和歌山高校教諭
前島道子
Maeshima Michiko
教職歴26年目。同校に赴任して3年目。音楽担当。「いつも生徒たちとのかかわりの時間を大切にしています」
和歌山県立和歌山高校教諭
栗林雅幸
Kuribayashi Masayuki
教職歴24年目。同校に赴任して5年目。運営委員長。数学担当。「日々生徒一人ひとりを大切にしています」

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