VIEW21 2003.2  創造する 総合的な学習の時間

完全実施直前企画

先進校は実施1年目を
どう乗り切ったのか?

 2003年度新課程のスタートを目前に控え、多くの学校では「総合的な学習の時間」の実施に向けた議論が大詰めを迎えている。だが、現場にはなお不安の声が多いのも事実だ。特に、
(1)校内の不安・負担・不要の声をどう乗り越えるのか?
(2)取り組みの円滑な実施を可能にする組織をどのようにつくるのか?
(3)学力の向上にどのようにつなげるのか?

という3つの問題をどう解決するかは、多くの学校で共通した課題になっているのではないだろうか。
 そこで今号では、「総合学習」を先行実施し、成果を上げてきた鹿児島県内の3校の先生方にお集まりいただき、この3点についてどのように対応してきたのかをうかがった。


お話をうかがった先生方

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鹿児島県立出水高校教諭
田口浩太郎
Taguchi Kotaro
教職歴11年目。同校に赴任して7年目。日本史担当。「ビジョンを持って行動できる生徒を育てていきたい」
鹿児島県立出水高校教諭
玉利博文
Tamari Hirofumi
教職歴18年目。同校に赴任して6年目。進路指導主任。数学担当。「生徒に『努力に勝る天才なし』を伝えたい」
鹿児島県立川辺高校教諭
上ノ原満
Uenohara Mitsuru
教職歴30年目。同校に赴任して7年目。3学年主任。数学担当。「生徒との対話を大切にし、常に自分も学ぶ姿勢を持ち続けたい」
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鹿児島県立川辺高校教諭
井川澄明
Igawa Sumiaki
教職歴15年目。同校に赴任して3年目。文部科学省研究開発校主任。国語担当。「教科枠を越えた組織づくりで学校は活性化する」
鹿児島県立甲南高校教諭
藤崎恭一
Fujisaki Kyoichi
教職歴20年目。同校に赴任して3年目。数学担当。「生徒は未来からの留学生。立派にして帰すことが目標です」
鹿児島県立甲南高校教諭
出原香緒
Idehara Kaori
教職歴10年目。同校に赴任して6年目。国語担当。「自ら未来を切り開いていける、たくましい生徒を育てたい」


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