ベネッセ教育総合研究所 ベネッセホールディングス
保護者向け進路シラバスによる導入期の情報提供
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保護者の役割の自覚が導入期のポイント
 以上、進研ゼミ高校講座が制作した「保護者向け進路シラバス」を参照しつつ、どの学校にも普遍的と思われる導入期の保護者への情報提供の在り方について考察してきた。一読して分かる通り、この時期の情報提供のポイントとなるのは、環境変化に戸惑う生徒をサポートする重要性や進路観育成に果たす家庭の役割の大きさなど、生徒育成にいかに保護者が大きくかかわっているかを明確に伝えることである。この意識付けがうまくいってこそ、今後3年間に渡り、学校と保護者が連携しながら生徒を育てる環境が形成できるのである。
 生徒向けのシラバスが授業の内容や評価方法の改善に大きな役割を果たすのと同様、保護者向け進路シラバスは、学校と保護者間の体系的な連携を築く上で大きな役割を果たすであろう。
 次号では引き続きこのシラバスを参照しつつ、文理選択を迎えるまでに学校は保護者にどのような情報を提供すればよいのかを考えてみたい。
資料
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