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中学生の保護者は、子どもの教育に何を思っているのか?
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(2) 躾で心掛けていること
我慢やけじめに関する躾よりも対人関係についての躾を優先
 保護者は「挨拶やお礼ができる」「友達付き合いを大切にする」などの他者との関係づくりを促進する躾を重視している。また、「自分でできることは自分でさせる」など、子どもの自立を促すことも心掛けていることが分かる。
 しかし、一方で「嫌なことがあっても我慢するように躾けている」「テレビゲームで遊ぶ時間は決めている」「手伝う家事を決めている」など、我慢やけじめ、手伝いに関する躾を心掛ける割合は低い(図2)。
図2


(3) 子どもに望む休日の過ごし方
趣味、勉強、読書などを望むが実際は、マンガや雑誌、テレビゲーム
 保護者が子どもに望む休日の過ごし方の第1位は「家でゆっくり休む」であり、これは、子どもの過ごし方とほぼ同じ割合である。しかし、その他の項目では、保護者の希望と子どもの実際の過ごし方にはずれがある。「マンガや雑誌を読む」「テレビゲームで遊ぶ」「テレビやビデオを観る」などは、保護者が希望しない過ごし方であるが、子どもは実際によくしている。一方、「好きなこと(趣味)を楽しむ」「家で勉強する」「読書をする」「家の手伝いをする」などは、保護者の希望に比べて、実際の過ごし方は少ない(図3)。
図3


(4) 悩みや気掛かり
「子どもの進路」「受験準備」が気掛かり
子どもには「計画的な勉強」をしてほしい
 子育て上の悩みや気掛かりで、現在最も気に掛かっていることを34項目から1つだけ選択してもらったところ、「子どもの進路」「受験準備」の2項目の選択が多く、子どもの受験に悩む保護者が多いことがうかがえる(図4)。
図4
 また、生活習慣上で子どもに「もう少しきちんとやってほしい」ことを12項目から複数選択してもらったところ、「計画的に勉強すること」の選択率が最も高く、中1生で47.8%、中3生で40.6%となっている(図5)。
図5
 
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