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03年度を機に「日比谷ルネッサンス」を永続化する
 以上、02年度以降の同校の動きを追ってきたが、その間、同校の教師たちが合言葉にしていたのが、「日比谷ルネッサンス」というキャッチフレーズである。01年度から同校は、この言葉の下に学校改革を進めており、学校案内やホームページなど、随所にこの言葉を掲げてきた。だが、今年度、あえて同校はその言葉を学校案内から外すことにした。その背景にあった思いを柴田教頭は次のように語る。
 「03年度を迎え、キャッチフレーズの下に集中的に改革を進める段階は終わりました。これからはむしろ、キャッチフレーズに頼らず、改革を永続化する視点こそが必要です。今年度から『日比谷ルネッサンス』の具体的な内容は、外部に向けても公表している学校経営方針の中に、数値目標や行動計画として明記してあります」
 03年度に向けて多くの学校が様々な改革を行ってきた。だが、その成果が真に問われるのは、むしろ今後においてである。改革を一過性のものに終わらせず、常に現在進行形で捉える姿勢が、今まで以上に求められるのではないだろうか。
日比谷高校「生徒による授業評価アンケート」
 
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