高崎高校は、群馬県西部に位置する全国的にも有名な伝統校である。特筆すべきは、人口40~45万の学区にあって、例年、東京大、東北大をはじめ、180名以上の国公立大合格者が輩出する一方で、部活動においてもバスケットボール部や陸上部、ソフトテニス部、弓道部など多くの種目で関東大会、全国総体に出場といった実績を上げている点だ。
文武両道||。言葉にすると簡単だが、実践するのは難しい。同校はこの10年間、伝統校でありながら進学実績と共に全国総体などの部活動における実績も着実に上げてきている。こうした同校の学校としての総合的な強さを、進路部長の関根正史先生は次のように分析する。
「『進路指導は生活指導である』が本校のモットーです。つまり、部活動も含めた学校生活のあらゆる活動を通して総合的な人間力を育み、生徒が主体的に選択しながら自己実現を図れるようにサポートすることが、学習活動にも好影響を与えているのだと思います」
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