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附属中学校と合わせた展開を考えていきたい |
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同校では、実際の授業の様子を開放するオープンキャンパスや、中学生・保護者向けの進学説明会など、機会を捉えて学校の広報に努めている。04年度募集では定員を大幅に上回る志願者を獲得し、地域での認知度も飛躍的に高まっている。だが、同校の教師たちは、これで広報活動が軌道に乗ったとは考えていない。附属中学校の栗原照男校長は次なる課題として、04年度に新設された附属中学校をも含めた「西京ブランド」の確立が必要だと語る。
「今後は中高一貫校としての新たな学校像を地域に確立していく必要があると思います。生徒育成のビジョン、進路保証の在り方など、公立の中高一貫教育の良さを正しく地域に伝えていくと共に、中学校として義務教育段階で広く保護者の関心を集められるような募集戦略を考え、それが奏功すれば高校の認知度を高めることにもつながると思います。中高がお互いの教育価値を高め合える、そんな『西京ブランド』の確立を目指したいと思います」
伝統ある商業高校としてのブランドを捨て、中高一貫校としての新たな「西京ブランド」構築へ。戦略的な広報活動を展開する同校の事例からは、新たなSIを確立し、教育価値の更なる向上を図る上でのヒントを見いだせるのではないだろうか。 |
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