ベネッセ教育総合研究所
シラバスの活用 教師の目線合わせにシラバスを生かす
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3 データ収集を通じた内容の見直し
 一方、同校においては、シラバスを使った指導が成果を上げているのかどうか、マーク式のアンケートを用いた検証にも取り組んでいる。しかも、このアンケートは教師のみならず生徒にも配付され、指導のぶれを二重にチェックできる体制になっている。
 「教師の自己評価というのはどうしても甘くなりがちです。そこで、生徒にも教師と同様のアンケートを実施し、その月の指導目標がきちんと伝わっていたかどうかをチェックします。また、アンケートは『学力向上マップ』の発行サイクルと合わせて月1回としているので、結果は即座に、次の月の指導目標に生かすことができます」(小島先生)
図3
 以上のように、同校では、「学力向上マップ」の作成を機に、指導の目線合わせ、更には教師の自己チェックを通じた指導改善のサイクルが確立しつつある。学校の実情に合わせた「月刊発行」という独特なスタイル、そして、それを支える柔軟なソフト面の工夫が、同校の学校改革を支えているのだ。


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