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VIEW'S REPORT
中高一貫校指導実践レポート |
中高6か年指導のポイントを探る |
中高一貫校の指導に注目が高まっている。今号では、中高6か年教育を行っている学校が抱える指導上の課題を探ると共に、課題解決に向けた実践事例をレポートする。 |
中高一貫校の指導ポイントはどこか |
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全国各地で公立中高一貫校が設置され始めたこともあり、中高6か年教育への関心が高まっている。中高一貫教育の長所として挙げられるのは、「高校入試の影響を受けずにゆとりのある安定的な学校生活を送ることができる」といった点。しかし、以前より中高一貫で指導を行ってきた学校は、この長所を長所として生かすためには、6か年に渡る学校生活の中で、中だるみを起こしがちな、中2~高2の時期の指導を学校がどうプランニングできるかが、大きなポイントになると指摘する。 |
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実際、6年制私立高校とベネッセ教育総研との共同研究による調査結果を見ても(図1)、中学時から中高一貫教育を受けてきた生徒(以下、内進生)の場合、「将来についてはっきりとした目標を持っている」度合いは中学2年次で下がった後、高3までなかなか高まらない。高校からの入学生(以下、外進生)を見ても、高校2年次に下がる状況となる。自らの価値観の確立に向けて、自己拡散し、はっきりとした将来の目標が描きにくいこの時期は、成長へのステップとして、生徒にとって避けて通れないものである。しかし、これが長期化すれば、目標に向かって学習行動に移るタイミングが遅れ、結果として「中だるみ」がなかなか断ち切れない状況が生まれてしまう。つまり、6か年で指導に当たる中高一貫校の場合、目標に向かった行動に移りにくい中だるみの状態が、中2~高2の4年間に及ぶ恐れがあるという。
こうした状況を踏まえ中高一貫で指導に当たる学校では、6か年指導のポイントを次のように考えているようだ。 |
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