3 生徒の把握もポイントに |
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更に、中学・高校の6か年は、生徒の変化が特に大きい時期でもある。このため、その変化を捉えた上で指導していくことも必要だと、多くの学校が指摘する。その際、学力だけでなくその土台となる個々の生徒の生活・学習習慣、進路意識までしっかり見ていくことも重要になるだろう。 |
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なお、多くの中高一貫校は併設型であるが(図2)、その場合は内進生と外進生の足並み揃えも重要な問題だ。内進生と外進生の意識の違い及び学力到達度を見逃さず、個々の生徒の生活実態を踏まえながら、指導の調整を図っていくことも求められる。 |
ポイント3
・生徒の多面的把握を定期的に実施
・内進生、外進生別の実態把握と特性に応じた指導プランの設定 |
こうしたポイントを取り入れながら中高一貫校では様々な指導を展開している。次ページからは、東京・私立國學院大學久我山中学高校と大阪・私立開明中学校・高校の事例を元に、どのように中高一貫校が課題解決への取り組みを推進しているのかを見てみたい。 |