ベネッセ教育総合研究所
特集 学校組織の機能活性化
橋本豪
長崎県立島原高校
橋本豪
Hashimoto Tsuyoshi
教職歴19年目。同校に赴任して13年目。進路指導主事。「『学ぶことは楽しい』ということを生徒には教えていきたいですね」
相川保彦
長崎県立島原高校
相川保彦
Aikawa Yasuhiko
教職歴20年目。同校に赴任して4年目。1学年主任。「リーダーとして活躍できる生徒を育てられるよう、熱い思いで生徒と接したい」
岩橋順弘
長崎県立島原高校
岩橋順弘
Iwahashi Yasuhiro
教職歴17年目。同校に赴任して6年目。3学年主任。「人間的に思いやりのある謙虚な人間を育てていきたいと思っています」
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特集2 学校組織の機能活性化
指導と評価の一体化により組織実践の向上を図る



長崎県立島原高校
 風格あるゴシック様式の校舎が目を引く長崎県立島原高校は、市内唯一の公立普通科高校。東京大、京都大、医学部を含め、例年160名以上の国公立大合格者が輩出する進学校であると共に、剣道や弓道、レスリングなど全国レベルの運動部を擁する「文武両道」の高校である。
 島原高校が全国から注目を集めるのは、ここ数年以上に渡る先進的な導入期指導の実践に定評があるためだ。取り組みを参考にしようと、全国から毎年多くの学校が視察に訪れる。
 ではいかにして、島原高校では学校内部の組織の硬直化を防ぎ、ブラッシュアップを図っているのか。島原高校の取り組みの核と言える導入期指導を例に、指導と評価の一体化のシステムを検証すると共に、システムを支える教師の参加意識の醸成、教師間コンセンサスを取るための手法について見ていく。


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