三重県立川越高校
1986年(昭和61年)創立の県内で最も新しい県立高校。普通科・英語科の二つの科からなる。運動部の空手部は04年度全国大会出場、文化部のクイズ研究所は00年「全国高校生クイズ大会」優勝の実績を誇る。04年度入試では、国公立大は名古屋大2名、三重大17名など132名が合格。私立大の合格者は南山大55名、立命館大21名など。 |
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三重県立川越高校教頭
寺井啓子 Terai Keiko
教職歴29年目。川越高校に赴任して2年目。「自分の頭で考え、判断し、行動できる大人になってほしい」 |
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三重県立川越高校
近藤泰城 Kondo Yasuki 教職歴22年目。川越高校に赴任して15年目。SELHi担当。「双方向の授業、顧客満足度、ほめること、情報共有」 |
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三重県立川越高校
城野博志 Shirono Hiroshi 教職歴20年目。川越高校に赴任して9年目。1年生担任。「学習支援を通して自立した学習者を育てたい」 |
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三重県立川越高校
丹賀祥二 Tanga Shoji 教職歴31年目。川越高校に赴任して8年目。総務主任。「英語が音として飛び交う授業を目指しています」
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三重県立川越高校
長岡久美 Nagaoka Kumi 教職歴16年目。川越高校に赴任して6年目。総務担当。「生徒が成長できる授業を目指していきたいですね」 |
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事例1
三重県立川越高校
「自立した学習者」の育成を狙い
シラバス・ワークシートを活用
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見通しを持った学習をさせる |
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三重県立川越高校は、普通科7クラスと英語科2クラスに分かれているが、そのうち英語科が02年度からSELHiの指定を受けた。英語科では「『学んでから使う』から『使いながら学ぶ』へと指導の発想を転換した指導」や「『全体から部分へ』の考え方に立った授業・評価の在り方」といった研究課題を設定し、活動を行ってきた。
そんな川越高校が、重要なキーワードの一つとしたのが「自立した学習者(independent learner)」という考え方だ。「自立した学習者」とは、自分で見通しを持って計画的に、かつ自分に適した方法で学習を行える者のことを指している。
教科学習でもスポーツでもそうだが、どんな目的で自分がそのトレーニングをするのか、見通しを持って取り組むのとそうでないのとでは、効果が全く違うものになってしまう。そこで川越高校では「自立した学習者」の育成を研究目標の一つとしてきたのだ。 |
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