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緊張感を持続する矢継ぎ早の施策 |
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もっとも、これで「センターチャレンジ」が完結するわけではない。続く「進研模試2月マーク」「第2回センターチャレンジ」と連動させて、3学期全般に渡って引き続き生徒の緊張感を持続させているところも特徴の一つだ。
「従来は1・2月に進研模試、3月上旬に期末試験、中旬に春期講習があるだけで、それぞれの間にできる空白が、生徒に気の緩みを生じさせていました。ですから04年度3学期は間が途切れないよう、模試や生徒個票記入などを連続的にぶつけていったんです」(中沢先生) |
▲図
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図は、04年度3学期の流れを概観したものだが、取り組みの間が間延びをしないよう工夫されていることが分かる。更に、個票にも工夫を凝らしている。「2月マーク」の生徒個票では、「第1回」と素点を比較させ、成績の伸びを実感させるようにした。本番のセンター試験と2年生用の模試を比較するため、成績が上がるのは当然なのだが、得点アップそれ自体が生徒のモチベーションを高めるという。また「第2回」の生徒個票では、データをグラフ化して、視覚にも訴えるように工夫した。「いかに『生徒の心に響く書式』にできるかもポイント」(中沢先生)なのだ。
中沢先生は「各自の目標を頭に叩き込むことはできた」と取り組みの成果を振り返る。3年に進級した05年度も、模試→オリジナルの生徒個票の方式は続け、生徒を「揺さぶり続ける」という。 |
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