子どもたちを取り巻く社会状況や教育環境が変化する中、ベネッセ教育研究開発センターでは、子どもたちの生活全般の意識や実態を捉えることを目的として、「第1回子ども生活実態基本調査」を実施した。その内容は、子どもたちの毎日の生活の様子、親や友だちとの関係、学習行動など多岐に渡っており、子どもたちが日頃どのような生活を送っているのかについて、幅広く把握することができる。
この調査は、小学4年生から高校2年生まで、ほぼ同一の内容で質問を行っており、学校段階や学年による違いを比較することができるところに大きな特徴がある。また、今後の子どもたちの変化を追うことが可能となるよう、経年での比較ができるように配慮した調査設計がなされており、今回の調査はその第1回目にあたる。
調査概要は図1の通りである。調査時期は2004年11~12月。調査対象は小学4年生~高校2年生の8学年の児童・生徒であり、小学生4240名、中学生4550名、高校生6051名の合計14841名から回答を得ている。
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