分離・分割方式への各大学の対応は、高校現場の最も大きな関心事の一つである。図3は、入試方針を
「決定、検討中」の大学に、分離・分割方式に関する方針についてたずねた結果だ(複数回答)。
まず「全体」では、「前期・後期の入学者割合は現状を維持」との回答が44.2%で最も多い。しかし、それに次いで「後期を廃止する(前期に一本化する)」「前期・後期の入学者割合は前期日程を増やす」との回答も、それぞれ31.7%、33.3%に達している。このことからも、全体としては前期シフトの傾向が顕著であることが分かる。
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