一方、入試難易度別に見てみると、やはり偏差値帯により、理由・背景も二極化する傾向が見て取れる。 まず、偏差値58未満の大学では「受験者数の確保」が高い肯定率を示している。これらの大学では、定員確保に対する強い危機感を持っていると言えよう。 これに対し、難関大の場合は「幅広い才能、素養を持った人材を確実に確保するため」の項目で他の偏差値帯の大学よりも高い数値を示している。これは後期日程の機能を、推薦・AO入試にシフトさせつつあることと関連がありそうである。