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SSHの取り組みを延長へ |
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―SSHスタートから間もなく3年目を迎えますが、どのような感想をお持ちでしょうか。
有本 まず私が思うことは、SSHの高校の先生方が大変ご苦労されながら、地域の大学、企業などを巻き込んで素晴らしい取り組みを生み出してくださったということです。各校の取り組みを見て、私たち行政としても、もっと支援できるところはしなければならないと改めて思いました。
取り組みの評価に関しては、今後様々な視点で行っていくことになります。例えば、文理の隔てなくできるだけ多くの生徒にSSHの取り組みに関わらせたいと考える学校、特定の生徒に集中的に刺激を与えることを中心に取り組む学校など、いろいろな手法が存在しています。そして、どういう手法がいいのか、まだその効果が判断しきれないのも事実です。生徒への追跡調査なども、高校と連携しながら、ある程度時間をかけて、今後皆で考えていくべきテーマだと思います。
SSHの取り組みを通じ、生徒の進路意識が醸成されている、身の回りの自然現象や人工物などに関する興味や関心も高まっているといった手応えを学校が持っていることは、私も十分に理解しています。当初、受験勉強の時間がなくなるから止めた方がいいといった声もありましたが、SSHでの学びを通して生徒自身が意欲的になり、受験勉強の面でもポジティブな結果が出ようとしているのでは、と私は感じているのです。
3年間の認定事業だけでは短かすぎる、という声も多く聞かれました。SSHのような大きな改革は、もっと時間をかけて学校に定着させ、効果を把握するべきだという意見には私たちも賛成です。
そこで、05年度以降もSSH事業を継続していくことにしました。05年度に新規の指定校を募るだけでなく、02年度に指定された高校で希望される高校のうち、取り組みを発展していけば大きな成果が得られると判断した高校に関しては、また新たに5年間SSHの指定を行うことにしています。つまり、最大で8年間の長期的取り組みを行うことになる高校が出てきます。 |
●科学技術関係人材養成総合プラン2005 主要施策 ―広い裾野、高いピーク、厚い中堅、人間力― |
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