ベネッセ教育総合研究所
SSH指定校レポート
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取り組みが分かる! ピンポイントQ&A
Q
連携先の大学や研究機関・企業とのネットワーク作りはどのように進めたのですか?

A
 初年度は、青山教頭が自ら東京大、京都大、名古屋大に足を運び、卒業生が所属している研究室を訪ねることからスタートしました。本校の卒業生には、大学で研究に携わっている者が多いことに助けられました。その後も、お世話になった研究室の先生の紹介などから、ネットワークは広がりつつあります。

Q
SSH事業の認定が終了した後も、続けたい取り組みはありますか? また、継続させるための施策として考えていることはありますか?

A
 部活動「スーパーサイエンス部」と、生徒を大学の研究室に5泊6日で内地留学させる「特別課外活動II」は、続けていきたいと思っています。研究所などを訪れて、2泊3日で集中講義や集中実験を行っていた「特別課外活動I」については、本校内に場を移すことで継続できる可能性があるのではないかと考えています。

Q
地域や中学、保護者に対する発信・還元はどのように行っていますか?

A
 SSH授業を地域に公開しようということがきっかけで、それならばいっそ全教科の授業を見ていただく日にしてはどうか、と公開が一気に進みました。今後は、スーパーサイエンス特別講演会への招待や、部活動「スーパーサイエンス部」が地域の中学校に出向いての「出前実験」などの活動も計画しています。

Q
SSHに対し、地域、中学、保護者、大学からはどのような評価を受けましたか?

A
 いずれも、非常に好意的です。大学サイドからは、生徒の研究成果に対し、高い評価をいただいています。本校を志望する生徒の中には、「SSHの授業を受けたいから、岡崎高校に入りたい」という生徒も多く、本校がSSHに取り組んでいるということに対する中学生の認知も広まってきました。

Q
SSHに取り組まれて3年目。SSH制度を実施する行政に対して伝えたいことはありますか?

A
 SSHが一部の層の生徒に特化したシステムではなく、“幅広い生徒に効果が期待できるシステム”であってほしいと思います。本校でSSHを実践する中で目についたのが、予想外の生徒が素晴らしい能力を発揮した点です。あらかじめ生徒を選抜していたら、この発見はできなかったと思います。

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