生きたデータの見せ方・つくり方 1年生初めての模試前後の意識付け
VIEW21[高校版] 新しい進路指導のパートナー
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CASE2 受験直後の振り返りと、結果返却時の意識付け(1)
『VIEW21』編集部ヒアリング結果より
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図
※上記の加工可能な資料がダウンロードできます
■模試成績と家庭学習時間の4象限データ Excelダウンロード(42KB)
データ作成・加工の POINT
模試直後、多くの生徒は「もっと勉強しなければならない」と学習に対して前向きな気持ちになる。この意欲を実際の学習行動に結び付けていくために、模試受験直後、生徒に模試の感想を書かせてみてもよいだろう。(3)のように生徒自身が気付いた日々の学習の重要性に、教師がコメントを書き添え、数日後、フィードバックする。模試後の復習と学習習慣の確立のきっかけになるはずだ。(4)は、模試結果の返却時に生徒に紹介したいデータである。これは、事前に調査した生徒の学習時間と模試成績をクロスさせ、4象限に分けたものだ。学習習慣の確立があってこそ、模試では良い成績が収められることを、このように客観的な方法で生徒に理解させたい。ただし、1年次の模試では中学生までの学習の「貯金」で好成績を収める者もいる。「学習習慣がなく成績が良い」という生徒には、この機に意識改革を促したい。
プラスαの一工夫
自己採点をさせてから感想を書かせる
模試受験直後に感想を書かせると、「もっと勉強すればよかった」「難しい問題が多かった」という感覚的な感想が多くなる。そこで、模試終了後、問題を家庭に持ち帰って自己採点させてから感想を書かせる。どの教科のどの分野の力が身に付いていないかなど、より詳細に自己分析させることができる。
やりっ放しにせず復習に確実につなげる指導を
「模試は、見直しを徹底し、その後の学習の指針とすることで完結する」という指導を継続することが重要だ。できなかった所(学習段階)まで戻り、その克服にこそ1年生の夏休みを使うことが、秋以降の成績下降の防止につながることを伝えたい。
家庭学習の重要性は1学期中に理解させる
1年生1学期の模試をどのように活用し、学習習慣を確立させるかで、その生徒の今後の学習スタイルが決まると指摘する教師は多い。家庭学習と授業の充実があってこそ成績は改善されるものであることを、この時期の生徒に確実に理解させる必要がある。面談の場などで、上記のような4象限のデータを用いた声かけを行いたい。

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