分子生物学って?
生命活動のメカニズムを分子のレベルで解析
分子生物学は生物学の一分野で、生命を分子のレベルで研究し、そのメカニズムを解明している学問だ。ここ数年、さまざまな生物の遺伝子情報が明らかになりつつある。こうした遺伝子情報を基に、それぞれの遺伝子が生命活動にどんな役割を果たしているのかを探ることが、分子生物学の大きな役割とされている。中でも、長田重一先生は、アポトーシスと呼ばれる「細胞の死」がどのように起きているか、分子生物学の立場からアプローチ。「Fas」と「Fasリガンド」というタンパク質がアポトーシスにかかわっていることを突き止めた。
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