指導の軸は「進路カルテ」(図1)だ。希望進路や評定平均値、欠席日数、委員会や部活動の実績、「進路マップ」の学力検査の学習到達ゾーンなど生徒自身の記入欄と、希望進路に対する担任と進路指導部の所見、全面談を記録する欄を設けた。「担任と進路指導部との連絡帳」となるよう、学年ごとにA4判1枚のカードに簡潔にまとめた。
「進路指導部では、必ずしもすべての生徒を把握できるわけではありません。一目で生徒の希望や指導の流れがわかるものがあれば、学年団と進路指導部で統一性のある指導ができるだろうと考えました」(嶋津先生)
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