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CASE2 改善すべき生徒を把握する
『VIEW21』編集部ヒアリング結果より
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データ作成・加工の
POINT |
高校生活にも慣れてきたこの時期は、学習習慣や生活習慣に乱れが生じ、それが学力面での変化となって表れてきやすい。そこで、この時期に解決のための手立てを講じるべき生徒を把握し、冬休みに向けて指導を徹底することがポイントになる。(3)は、生徒の生活上の変化のセルフチェックリストだ。一般に、チェック項目が多い生徒は、何らかの改善すべき点を抱えていると考えられる。個別面談を実施するなど早期の対応が必要になるだろう。また(4)は、模試の成績と定期テストの成績を4象限のデータで分析したものだ。定期テストはできるが模試はできない、模試はできるが定期テストはできないなど生徒によって得意不得意はあるが、それが学習習慣と密接に関係していることが少なくない。一見、生活習慣が安定している生徒も、このような成績分析から、改善すべきポイントが見えてくる可能性がある。 |
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プラスαの一工夫 |
4象限データとチェックリストを連動させる |
4象限データは、あくまで効率的に生徒を指導するために分類したものにすぎず、実際の生徒の問題はこれだけでは見えてこない。そこで、(3)のチェックリストと連動して考えることで、より詳細に生徒を把握できる。例えば、模試での成績は良いのに、定期試験は良くない生徒が、チェックリストで部活との両立に悩んでいることがわかれば、「部活をやりながらの模試の好成績を褒め、部活と両立をしていくためのアドバイスをする」ことができるだろう。 |
保護者を高1の段階から巻き込む |
夏休み前に保護者懇談会や家庭訪問などを実施する高校は多いが、高校生活に慣れ、生徒に変化が出始めるこの時期にも、希望者を対象とした保護者懇談会を開いたり、家庭訪問を実施するのもよい。ただし、注意事項を伝えるような内容ではなく、生徒の良いところを褒めたり、保護者の日々の疑問に答えたりすることで、保護者との信頼関係を強めたい。 |
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