1年次の生活習慣は、その後の高校生活の質、更には入試本番での結果を決めるというくらい、軽視できないものである。まず生徒には、1年生のうちから安定した生活習慣を確立しておくことが重要であることを説明しておく。生活習慣を正すことで日々の授業に集中することができ、また家庭での学習時間も確保できるようになることを、客観的なデータで生徒に示すのが(5)、(6)である。学習時間と模試の結果の相関などは、入試は日々の学習の積み重ねが大切であることを生徒に理解させるのに最適なデータであろう。遅刻の回数と評定平均の相関データも同様の効果を持ったデータであるが、これを紹介する際、生徒に推薦入試やAO入試の出願条件を説明してもよい。この時期、推薦入試やAO入試について理解を深めることで、大学への関心を高めたり、日々の学習を大切にしたりする効果も期待できる。
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