香住丘高校では、清泉女子大学の長沼君主氏と共同でＧＴＥＣを活用した学習意欲・動機付け調査を実施している。
　 「この調査によって、新課程の生徒に合った学習内容に変えなければならないという結論が出ました。一番のポイントは『英語力アップに対するこだわり』の変化です。点数の目標は高いけど英語自身に対する興味・関心が低いのが最近の生徒の特徴だと明らかになりました。」（永末先生）
　 例えば、生徒の「英語力アップに対するこだわり」を満たすため、英検などの前にはテスト対策の支援を厚く行い、良い成績が出せるようこれまで以上に配慮しているという。
　 長沼氏からも「生徒の意欲をもっと引き出すような活動を入れたらどうか」とアドバイスがあった。ＧＴＥＣの結果を見ながら、なぜ生徒の意欲が向上するのか、どうすれば生徒の動機付けが促進されるのか、ある程度予測しながらさまざまな取り組みに臨んでいる。
　 「こういった学習意識調査を卒業後も追跡して行っています。そこからは見えたのは、卒業後も『言語文化に興味を持ち』、『高い学習意欲を持ち続けている』生徒の姿でした。ＳＥＬＨｉ後も生徒を見続け、意欲・意識に配慮した指導を心掛けていきます」（永末先生）