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CASE2 入学後に中学校との違いを意識付ける
『VIEW21』編集部ヒアリング結果より
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データ作成・加工の
POINT |
入学後、生徒は特に学習面において、中学校との違いに戸惑う。そこで、定期試験や模擬試験などについて(06年度6月号本コーナー参照)事前に伝えておくと生徒の戸惑いも少なくなるだろう。その際、(3)のように中学校と高校の違いを一覧にした表を活用するとわかりやすい。また、高校に入ったことを契機に通塾を検討する生徒も少なくない。近年、多くの学校では、1年生を対象に、高校での授業の受け方や毎日の予習・復習の仕方などをレクチャーする学習オリエンテーションや学習合宿を実施しているが、その際、(4)のような評定平均とセンター試験の得点率に相関があるデータを見せることで、「日々の授業の積み重ねが何より重要である」「まずは家庭学習の習慣を確立することが先決である」ことを訴求できるだろう(評定の意味を理解させることは前提)。 |
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プラスαの一工夫 |
塾依存の生徒を学校での学習に向かわせる |
近年、高校生の通塾率は高い。だが、学習の基本は1日の大半を過ごす学校にあるべきことは言うまでもない。そこで卒業生たちの合格体験記を通して、学校の授業が大切だということを意識付けたい。合格体験記は、時機に応じてふさわしいものを紹介していくことが必要だ。 |
先輩の体験談で悩みを解消 |
「勉強についていけるのか?」「友だちをつくれるか?」「部活と学習の両立ができるか?」など新入生が抱く悩みや不安の多くは共通している。それに対する先輩の体験談をクラス通信などにこまめに掲載していけば、「だれでも最初は悩むものなんだ」と生徒は安心するだろう。 |
学年の理念や方針は繰り返し伝える |
入学後、学年やクラスの理念や方針などをしっかりと生徒に伝えることが大切である。この学年の目標は何か、そのために自分たちは今、何をすべきかといったことを具体的な言葉にして繰り返し伝え、意識付けたい。そうすることで、生徒の内面に定着していくものである。 |
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