生きたデータの見せ方・つくり方 新入生への意識付け
VIEW21[高校版] 新しい進路指導のパートナー
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CASE3 入学直後の生徒の状況を把握する
『VIEW21』編集部ヒアリング結果より
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図5,6
※上記の加工可能な資料がダウンロードできます
■新入生チェックリスト Excelダウンロード(20KB)
■高校入試の点数VS中学時代の家庭学習時間 Excelダウンロード(30KB)
データ作成・加工の POINT

新入生の実態を把握することは、導入期指導において非常に重要なポイントの1つだ。また「今年の新入生は例年とどこが違うのか、それとも同じなのか」は教師にとっても重要な関心事だ。まず、(5)のようなチェックリストを用いて生徒自身に回答させるなど、個々の生徒の実態を具体的に把握していく。この方法には、生徒データの収集という面だけではなく、チェックリストの項目に答えていく過程で、生徒が自分の生活・学習習慣を見直していくというメリットもある。また、(6)のように、高校入試の点数や「スタディーサポート」の点数と中学時代の家庭学習時間で4象限のデータを作成することも可能だ。これらは、教師にとって生徒の状況を客観的に捉える有効なデータとなり、注意して指導にあたるべき生徒を早期に把握し、対策を講じることができるだろう。

プラスαの一工夫
面談を通して情的基盤を築く
この時期、重要になってくるのは、生徒との信頼関係の構築だ。信頼関係を築いていく上で面談は欠かせない。特に高校に入学して最初の面談は非常に重要。面談は、悪いところばかりを指摘される場ではなく、長所にも目を向け、学習や進路を前向きに考える場であることを生徒に理解させたい。まずは中学時代の成績などから良い部分を見つけて褒めた上で、生徒の不安や悩みを聞き出し、アドバイスしていく。高校生活に安心感を与えることを目指したい。
担任が把握した生徒情報を学年や教科で共有する
生活習慣や学習習慣に明らかな問題を抱えている生徒については、ほかのクラスの担任や教科担任と情報を共有したい。生徒情報を共有することで、複数の視点で生徒を指導できる。そうすることで、効果的な指導が実現するだけでなく、生徒自身も「先生たちは自分のことを見てくれている」と感じ、信頼感が高まるだろう。

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