生きたデータの見せ方・つくり方 受験生にするための3年生1学期の意識付け
VIEW21[高校版] 新しい進路指導のパートナー
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教師の思い、メッセージを生徒に効果的に伝える!
生きたデータの見せ方・つくり方

受験生にするための3年生1学期の意識付け

新3年生に受験生としての意識を持たせ、入試に向けていち早くスタートダッシュさせるための効果的な意識付けを考えたい。

※データは、高校の先生方へのヒアリングを基に編集部が作成したサンプルです。
目標1 受験生とは何かを意識付ける
『VIEW21』編集部ヒアリング結果より
図1、2
※上記の加工可能な資料がダウンロードできます
■「きみは受験生になれているか?」チェックシート Excelダウンロード(19KB)
データ作成・加工の POINT
4月を迎え、うまく受験勉強をスタートできた生徒もいれば、高2のときの生活パターンと変わっていない生徒もいる。だが、入試に対する意識はいずれの生徒も比較的高いので、この時期に効果的な働きかけを行い、生徒を名実共に受験生に変えたい。そこで「受験生とはどんな高校生なのか」を理解させるために、(1)のような、チェックシートを与える。なぜそうすべきなのかを考えさせ、「受験生としての在り方」を具体的に理解させたい。また、(2)のようにそれを集計・分析することで効果的な指導を行うことができる。
プラスαの一工夫
クラスを「戦う集団」へと変えるムードメーカーをつくる
クラスの中で自主的にじっくり取り組む生徒は、クラス全体を「戦う集団」に変える起爆剤となる。特に、部活動の中心選手やクラスのムードメーカー的な存在が勉強に真剣に取り組むようになると、クラスメイトには大きな刺激となる。クラスの雰囲気づくりの核になりそうな生徒を定め、働きかけることでクラスを活性化させる。
クラスだけでなく学年全体の意識を高める
学年全体を「みんなで頑張っていく雰囲気」にしていくことも重要。そこで、その学年が過去の学年に比べて良い面を見つけ、学年集会や学年通信を通してその点を褒めた上で、強化・改善が必要な部分を具体的に指摘する。前年までの入試動向や今年の全国情勢を紹介し、適度に自尊心を刺激しながら、良い競争意識を持たせたい。

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