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目標2 受験生としてのストーリーを意識付ける
『VIEW21』編集部ヒアリング結果より
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データ作成・加工の
POINT |
受験生としての1年間は、日々の学習に加え、定期テスト対策、模試の受験、更に面談やオープンキャンパスへの参加などの進路行事などがあり、極めて多忙だ。だからこそ、一つひとつの行事の意味や行事同士のつながりを理解しておかないと、ただ漫然と受け身でこなしていくことになり、効果も期待できない。そこで、1年間のスケジュールや各学期に目標とすべきことを、(3)のような進路カレンダーで一目でわかるようにしてはどうだろう。受験に向けてどんな行事がいつ、何回行われるのかを生徒各自が把握し、1年間の過ごし方をイメージできるはずだ。また、1年間を1枚のシートにまとめ、俯瞰させることで、入試本番まで残された時間が少ないことも感覚的に理解させることができるだろう。なお、保護者にも同じカレンダーを配付すれば、三者面談や保護者会などを前もってスケジュールに組み込める。 |
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プラスαの一工夫 |
進路行事を色分けして視覚的に時間をつかませる |
模試や学校行事を記した白地の進路カレンダーを、進路LHRで活用する。進路ストーリーを実現する上でそれぞれがどのような意味を持つのかを視覚的に捉えさせるために、関連する模試やポイントとなる行事を色分けしたり、じっくり勉強に取り組める日を塗りつぶしたりしてみるのも効果的だ。 |
志望校決定までのプロセスを理解する |
進路カレンダーには、行事の日程だけでなく、いつまでに大学研究を済ませ、第1志望校や併願校を決定すべきかといったことも示しておくことが望ましい。進路LHRを活用し、「1学期に大学の先生や大学生の講演会が多いのは、志望校を絞り込む観点を身につけるため」など、行事の意味を解説しながら、生徒に書き込ませるとよい。 |
この時期にこそ学習の記録をつけさせる |
この時期最も大切なことの一つは、家庭学習時間の安定的な確保である。4月から継続的に学習の記録をつけさせ、計画が実行できていない場合はその理由を明確にさせる。教師のアドバイスを基に改善や反省を加えて、その後に役立てていくという流れを生徒自身に実行させることで、自学力を早期に養いたい。 |
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