◎自分の子ども中心に物事を考え、ほかの生徒もそうであるかのように押し付けてくる。校長に言えば聞き入れられると考える保護者もいる。
〈大阪府・私立進学校〉
◎親子の意思疎通がうまくできないために、子どもの言いなり、または子どもの自主性を重んじるという保護者が増えているようだ。生活指
導でも進路決定の際でもこのズレを修正することに時間がかかり、深い話ができない。
〈兵庫県・私立進学校〉
◎早く進学先を決定したいという保護者が多く国公立大後期日程の合否まで待ちきれない。保護者にも粘ることを教える必要が出てきた。
〈静岡県・公立進学校〉
◎大学入試制度の複雑化で、保護者は「学校に任せる」と「もっと詳細に知りたい」とに二極化している。
〈北海道・公立進学校)
◎高学歴の保護者が増え、大学入試など進路に関する情報は豊富だ。しかし、大きい広告ならば信頼できる情報と勘違いしていることも多い。
〈福井県・公立進学校〉
◎塾の自習室で深夜まで学習する生徒も多く、学校よりも塾の教師との人間関係の方が濃い。親子とも塾の言うことを聞く傾向がある。
〈徳島県・公立進学校)
◎子どもの言うことを鵜呑みにして、学校に苦情を言ってくる保護者に唖然とさせられることがある。
〈長野県・公立進路多様校〉
◎自分は簡単に就職できたからか、自分の子どももできるという考えから抜けきれない。今の状況は昔とは違うと理解していても、いざとなると先入観でしか考えられないようだ。
〈岩手県・公立進路多様校〉
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