生きたデータの見せ方・つくり方 1年生1学期の保護者に対する意識付け
VIEW21[高校版] 新しい進路指導のパートナー
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生きたデータの見せ方・つくり方

1年生1学期の保護者に対する意識付け

近年、「家庭の教育力」の必要性と、保護者の役割の重要性を指摘する声は大きくなる一方だ。今回は、高校1年生の保護者に対する効果的な情報発信を考える。

※データは、高校の先生方へのヒアリングを基に編集部が作成したサンプルです。
目標1 学校に対する信頼感の醸成
『VIEW21』編集部ヒアリング結果より
図1、2
※上記の加工可能な資料がダウンロードできます
■1学期に保護者に伝えておきたいポイント Excelダウンロード(17KB)
■「高校生の保護者」として知っておきたいポイント Excelダウンロード(19KB)
データ作成・加工の POINT
入学後、初めての保護者会が行われるこの時期、保護者に必要な情報を伝えることで、学校に対する信頼感が醸成される。保護者会(PTA総会)などの場はもちろん、保護者通信や保護者用シラバスなどの発行で効果的な情報発信をしたい。そして、(1)で挙げたような内容を、1学期中に保護者に伝えておきたい。また、(2)のように「知っておきたいポイント」をまとめ、保護者に自己点検してもらうのもよいだろう。それまで気づかなかった点についての発見が保護者にあれば、学校への求心力を高めることにもなる。
プラスαの一工夫
初めて高校生を持つ保護者の目線での情報発信を
1年生の保護者に情報発信をする際は、常に「初めて高校生を持つ保護者の目線」を意識することが重要だ。実際、少子化で初めての場合が多い上に、たとえ兄姉がいたとしても、近年は入試環境の変化が激しく、過去の事例をそのまま現在に適用できないことが多いからだ。今年度の入学生に合った、わかりやすい説明が求められる。
双方向のコミュニケーションを意図的につくる
保護者との信頼関係を築いていくためには、きめ細かな情報発信と同時に、保護者の疑問にしっかりと答える姿勢がポイントになる。保護者会では質問を受け付ける時間を必ず設けるようにする。また、過去の保護者会などで出された先輩保護者からの質問とその答えをまとめて、配付してもよいだろう。

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