志望理由書は、担任のチェックを数回受け、自分で考えた志望の重みを感じさせるために最後に清書して提出させる。最初はイメージだけで大学・学部を選んでいた生徒も、担任と面談を重ねて書き直すうちに、自分の志望を明確に語れるようになるという。
「生徒が志望理由を明確に言えるようになると、保護者の意識も変わります。子どもから直接『○○を学ぶためにこの大学に進みたい』『○○になるためにはこの学部がふさわしい』と聞けば、保護者も子どもを応援しようと思うようです」(渡邉先生)
また、志望理由書があれば、一人ひとりの生徒が1年次から何を考えていたのかが手に取るようにわかる。学年団に新たに教師が加わっても、志望理由書によって目線合わせが効率よくできるようになった。
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