7月に実施した模試結果が8月中旬に学校へ届いているが、個人帳票を配って終わりにするのではなく、模試結果を生かした指導で生徒の意識向上を図っていきたい(2006年6月号本コーナー参照)。まず、初めて模試結果を見る生徒に、個人帳票の見方や偏差値の意味などを、しっかりと伝える必要がある。中学時代に受けた都道府県内に限定したテストや定期テストの感覚で模試を考えている生徒もいるからだ。そこで、(5)などの資料を活用し、1年次から模試の意義や重要性を理解させたい。また、今回の模試を受けっ放しにさせず、解けなかった問題を復習させ、今後の模試に意欲的に取り組ませるためには、この時期から模試の重要性を訴求していく必要がある。その際、(6)のような先輩の模試の成績推移と共に、模試をどのように活用したか、そのポイントなどを一覧にしたものが使えるだろう。
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