生きたデータの見せ方・つくり方 粘り強さを育む3年生2学期の意識付け
VIEW21[高校版] 新しい進路指導のパートナー
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教師の思い、メッセージを生徒に効果的に伝える!
生きたデータの見せ方・つくり方

粘り強さを育む3年生2学期の意識付け

入試に向け、生徒一人ひとりが学習状況の確認・改善を図り、最後まで頑張り抜く意志を醸成していくための効果的な指導を考える。

※データは、高校の先生方へのヒアリングを基に編集部が作成したサンプルです。
目標1 改善の具体的ポイントを指摘する
『VIEW21』編集部ヒアリング結果より
図1
※上記の加工可能な資料がダウンロードできます
■学習の記録(生活時間帯併記型) Excelダウンロード(25KB)
■学習の記録(累計時間掲載型) Excelダウンロード(22KB)
データ作成・加工の POINT
この時期の生徒は、模試結果から自身の基礎学力の不足を実感していることが多いが、それは学習の取り組み方や漠然とした不安感に起因する場合がほとんどである。学習の記録を通して、生徒に自らの学習状況を客観的に把握させ、具体的な改善点や安心材料を指摘して励ましたい。記録は、起床・帰宅・学習開始・就寝の時間を固定させ、生活のリズムを整えるA型と、学習時間の総量を見て、動機を高めるB型の2タイプに大別できる。生徒の状況に合わせて選び、面談などで活用したい。
プラスαの一工夫
これまでの取り組みに自信を持たせる
生徒には「頑張り」の根拠となるものを実感させたい。本コーナー06年度10月号の図版(合格者の平均自宅学習時間と学習内容)を紹介し、面談などで、対象生徒の3年生2学期の取り組みが合格者とさほど変わらないことを示した上で、「これまでの取り組みを効率的に継続すれば目標に到達できる」という自信を持たせたい。
安定している生徒にこそ声をかける
成績や志望先が大きく変動する生徒や、推薦入試志望者に時間をかけがちな時期であるが、成績が安定し、一見順調な生徒にこそ、声をかけて励ましていきたい。こういった生徒は最後まで粘り強く頑張るリーダー的存在となる場合が多い。クラス全体で戦う雰囲気や原動力をつくる大きな源となることも視野に入れた指導を行いたい。

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