第1志望校、そして併願校を選択する際には、これまでの学部・学科研究、大学研究を踏まえて、全国に目を向けた大学・学部・学科探しを行うことが求められる。しかし実際には、地元大や大都市の有名大ばかりに関心を持っている生徒、保護者もいる。ネームバリューや入試の難易度だけにとらわれない、入学後の満足度を重視した志望校選定の重要性を、生徒や保護者に訴えたい。(4)は、現段階の志望校や併願候補となる大学の情報を表にまとめた面談用資料だ。第1志望については生徒に自ら記入させれば、志望校への熱意を再認識する機会となり、また、併願候補の大学について教師が情報を提供していくことで、生徒の視野を広げることもできる。更に(5)のように、卒業生に大学生活について紹介してもらうのも、生徒に大学生活を具体的にイメージさせ、志望校を絞り込むポイントを整理する上で効果的だ。
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