岩手県立大船渡高校 村上育朗
Murakami Ikuro 教職歴35年目。同校に赴任して7年目。進路指導主事。「教師の立場に立ちつつも生徒の目線で物事を見ながら、指導するよう心がけています。品格のある生徒を育てたい」
教師が答えを与えることで、生徒の考える力が失われる――。 従来の日本史の授業に危機感を抱いた村上育朗先生がたどり着いたのが、板書をほとんどしない授業だった。実際にどのように授業を展開するのか、そこで養われる「考える力」とは何かをレポートする。