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目標2 主体的な志望校設定のための意識付け
『VIEW21』編集部ヒアリング結果より
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データ作成・加工の
POINT |
この時期、第1志望校が明確になっている生徒はまだ少ない。今後、いかに主体的に、そして早期に志望校を選定していけるかは、学習のモチベーションや効率性の面でも大きな課題だろう。そこで、(2)の「先輩が進路を決めた理由」を面談などの場で生徒に提示すれば、先輩の進路決定の道のりを見ながら、「では、自分はどのように決めていくのか」を模索するきっかけとなるだろう。3年0学期からの志望を貫いたケース、変更したケースの両方を見せることで、後悔のない進路を考えるポイントや、これから1年間の進路決定の見通しを立てることができる。同時に、(3)の「3年0学期段階での志望理由書」を書かせ、先輩の実態を踏まえ、自分はどう実現していきたいかを明確にさせることで、大学受験に向けた、生徒の主体的な本格始動を促すこともできるだろう。 |
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プラスαの一工夫 |
さまざまな志望変更の要素を伝える |
「先輩が進路を決めた理由」は前年度の3年生担任にヒアリングするなどして作成することになる。作業時間の確保が難しい場合は、「志望変更の理由」の部分のみを提示するだけでも有効だ。進路決定には人によってさまざまな紆余曲折があること、後悔のない進路決定のためには、何を学びたいかをしっかりと考えて学部・学科を選ぶことを伝えるだけでも十分効果がある。現実に、いろいろな理由で志望変更があることが理解できれば、生徒は志望校を幅広く主体的に調べるようになるだろう。 |
志望理由書は書かせたあとが重要 |
「志望理由書」を書かせることには、それに見合った日々の努力を促せる点にメリットがある。そのため、「志望理由書」は書かせるだけで終わりとするのではなく、面談などで先輩合格者と今の生徒の共通点を指摘して、生徒を激励したり、生徒に新たな気づきや改善点を発見させたりすることが重要だ。また、この時期の志望理由書の記述内容は、今後、AO入試や推薦入試の適性を見抜く基礎資料にもなる。新年度の引き継ぎ資料の一つに加えておきたい。 |
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